不動産の固定資産評価証明書とは？用途や取得方法をご紹介
不動産には固定資産評価証明書というものがあります。
言葉自体は耳にしたことがあっても、中身はよくわからないという方が多いのではないでしょうか。
そこで、今回は不動産の固定資産評価証明書とは何か、またその用途や取得方法についてご紹介します。
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不動産の固定資産評価証明書とは？
不動産の固定資産評価証明書とは、土地や建物などの固定資産に関する評価が書かれた書類です。
評価は不動産の価値の目安が記されており、その金額をもとに固定資産税を計算することができるようになっています。
固定資産評価証明書には、所在地や面積、建物の構造などの登記情報と固定資産税評価額が記載されています。
不動産の固定資産評価証明書の用途とは？
固定資産評価証明書は、次の3つの場合で必要になります。
登録免許税の算定
1つ目の用途は、登録免許税の算定です。
登録免許税は、不動産の登記などに課税されるものとなっています。
不動産の固定資産評価証明書に記された評価額に、決められた税率をかけて算出されることになっているため、固定資産評価証明書が必要となります。
他にも、会社の登記や特許、許認可などについても課税されます。
相続税・贈与税の申告
2つ目の用途は相続税・贈与税の申告です。
一般的に相続税・贈与税は、財産の時価をもとに税額を計算することになっています。
しかし、不動産に限っては時価を計算することはかなり難しいといえます。
そのため、土地・家屋については固定資産税評価額を使って計算することになるので、固定資産評価証明書が必要となります。
訴訟手数料の算定
3つ目の用途は、訴訟手数料の算定です。
訴訟手数料とは訴状やその他の申立書に収入印紙を貼付して支払われる手数料のほか，書類を送るための郵便料及び、証人の旅費日など、訴訟を起こす側が負担する費用のことをいいます。
訴訟手数料の算定にも固定資産税評価額が使われるため固定資産評価証明書が必要となることがあります。
不動産の固定資産評価証明書の取得方法とは？
取得するには窓口での受け取りか郵送での受け取りを選ぶことができます。
また、取得できるのは、本人とその同居親族や代理人などに限られています。
必要な持ち物は身分証明書、代理人が取得する場合は委任状、相続人が取得する場合は所有者が亡くなったことを示す書類と相続人であることがわかる書類です。
また、直近の納税証明書があれば手続きをスムーズに進められます。
まとめ
今回は、不動産の固定資産評価証明書について解説しました。
主に固定資産税評価額が知りたい場合に用いられることが多くあります。
また、取得方法は本人またはその親族など近い関係にある方のみ、窓口か郵送でおこなうことができます。
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