住宅ローンの融資を受ける前に利用されるのが、つなぎ融資です。
なかには、住宅ローンの1種だと勘違いされている方もいらっしゃいますが、厳密には別のローンです。
今回は、つなぎ融資について知っておくべき基礎知識をご紹介しますので、ぜひ記事を参考にしてみてください。
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住宅ローンとは違う！つなぎ融資の仕組みとは
つなぎ融資とは、住宅ローン融資の実行前に借りられるローンのことです。
住宅ローンの融資は完成した住宅に対して実行されるものなので、住宅が完成していない段階では融資を受けることができません。
しかし、住宅を建設するときには、着手金や、土地取得費などが必要になります。
これらの費用を用意するために利用できるのが、つなぎ融資です。
つなぎ融資の特徴のなかには、元金の返済はおこなわないというものがあります。
元金は返済せずに、定められた金利に基づいた利息だけを支払うのです。
なお、元金は住宅ローンが実行されたと同時に一括返済することになっています。
住宅ローン以外につなぎ融資が必要になるケースとは
つなぎ融資が必要なケースは以下のようになっています。
●注文住宅を購入するケース
●事前に土地取得費が必要なケース
●住宅ローン融資が間に合わないケース
完成している住宅の場合は問題ありませんが、注文住宅の場合、着手金など建設途中で費用が必要になります。
この場合、手元に資金がなければ、つなぎ融資を受けて資金を確保しておかなければなりません。
また、事前に土地取得費用が必要な場合や、住宅の引き渡しまでに融資の実行が間に合わないケースもあります。
このような場合もつなぎ融資が必要です。
つなぎ融資のメリットとデメリットとは
つなぎ融資のメリットは次のようになっています。
●自己資金を用意する必要がない
●仮住まいがいらない
今の家に住んだまま新居の完成を待ち、完成したら引っ越すことができるので、仮住まいは必要ありません。
仮住まいが必要なくなれば、仮住まいを持つことで発生する家賃や引っ越し代を節約できるからです。
一方、デメリットは次のようになっています。
●金利が高い
●取り扱っている金融機関が少ない
つなぎ融資の金利は、住宅ローンよりも高く設定されています。
住宅ローンが0.5%～1.5%の金利であれば、つなぎ融資は2.5%～4%程度の金利が設定されているため、滞りなく返済できるかを考えて契約をおこなうようにしましょう。
まとめ
今回は、つなぎ融資について知っておくべき基礎知識をご紹介しました。
つなぎ融資とは、住宅ローン融資の前に借りられるローンのことです。
利用するときは、メリットとデメリットを理解したうえで慎重に判断しましょう。
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