新築戸建の購入を検討されている方のなかには、プレハブ住宅という名前を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。
近年のプレハブ住宅は、一般住宅用の種類が多くデザインも豊富で、おしゃれな家を比較的安価で購入できます。
この記事では、新築戸建の購入を検討されている方に向けて、プレハブ住宅とは何かという概要や、メリット・デメリットをご紹介します。
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弊社へのお問い合わせはこちら新築戸建を購入する際に知っておきたいプレハブ住宅とは
プレハブ住宅と聞くと、仮設住宅のような簡易的な建物を想像する方も多いかもしれませんが、それはプレハブ住宅のほんの一部にすぎません。
まずは、プレハブ住宅とは何かをご紹介します。
プレハブ住宅とはどのような建物?
プレハブ住宅とは、加工や組み立てを可能な限り工場でおこない、現地で組み上げる「プレハブ工法」で作られた住宅を指します。
一般的な木造住宅は現地で木材を加工して組み立るのに対し、プレハブ住宅は柱や梁を工場で製造するため、工場から出荷された時点で製造の大半が終了しているのが特徴です。
工事現場に建てられる簡易的な事務所や災害時の仮設住宅など一時的に使われる住宅だけでなく、一般的な新築戸建や、ビルの建築にも使われています。
国土交通省がおこなった「建築着工統計調査報告(令和3年計)」によると、令和3年のプレハブ住宅の着工戸数は113,474戸です。
新設に占める割合は13.2%で、木造軸組工法と比べるとまだ割合は低いものの、新築戸建のなかでは一定の地位を築きはじめています。
プレハブ住宅の種類とは
プレハブ住宅は、構造や工法の違いによって4種類にわけられ、それぞれに特徴が異なります。
鉄骨の柱や梁で構成されているのが、鉄鋼系プレハブ住宅です。
工場で組みたてた鉄骨に現場で床やパネルを張りつける工法が一般的で、断熱性・遮音性・耐震性に優れています。
対して、木材のパネルや枠組みなどを主に使うのが木質系プレハブ住宅です。
工場で組み立てた木製の枠組みに現場で床やパネルを張りつける工法が一般的で、耐久性に優れています。
コンクリート系プレハブ住宅とは、プレキャストコンクリートの壁や床で構成されるプレハブ住宅です。
工場で製造されたコンクリートパネルを現場で組み立てる工法が一般的で、耐久性・耐火性・耐震性・居住性に優れています。
プレハブ住宅に似たユニットハウスとは
プレハブ住宅によく似た工法で建てられる家に、ユニットハウスがあります。
ユニットハウスとは、工場で箱型構造まで組み立ててから現地に運び、残りを組み立てる工法で作られた家です。
プレハブ住宅が部品を工場で作ってから現地で組み上げるのに対し、ユニットハウスでは箱型構造になるまで工場で組み立てるという違いがあります。
ユニットハウスは、施工の時間と人件費があまりかからないので安価になりやすく、耐震性に優れているのがメリットです。
プレハブ住宅の新築戸建を購入するメリット
では、プレハブ住宅にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
新築戸建を購入する際にプレハブ住宅を選ぶメリットをご紹介します。
品質と精度が安定している
プレハブ住宅は材料が工場で生産・管理されているため、品質が安定しているのがメリットです。
木造などの新築戸建の施工では、現場で作業する職人の腕によって品質が左右されてしまうケースがあるため、望んだとおりの仕上がりにならないこともあります。
対して、プレハブ住宅は徹底的な品質管理のもと工場で部材を生産しているため、品質が均一に仕上がります。
完成された部材の組み立ても簡単になっているので、施工中に失敗する可能性も下げることができ、高品質の施工が実現可能です。
低コストで家が建てられる
新築戸建を購入するうえで、資金計画は非常に重要です。
プレハブ住宅は一般的な一戸建てより低コストで建築できるため、家を購入する際の費用を下げられるのが大きなメリットだと言えるでしょう。
プレハブ住宅の建築が低コストなのは、工期が大幅に短縮でき、施工にかかる人件費を削減できるからです。
くわえて、合理化された資材の購入方法や生産設備で大量生産されているため、一般的な新築戸建よりもコストを落とせます。
工期が短い
プレハブ住宅は現場でおこなう作業が少ないので、着工から完成までの期間が短いのがメリットです。
一般的な工法と比較すると大幅に工期を短縮できるため、マイホームに早く入居できます。
引っ越しの期限が迫っている場合や、新居に入居するまでの仮住まいを長期間用意するのが難しい場合などにおすすめです。
特殊な技術・性能が利用できる
職人の高い技術が必要な塗装や加工など、現場では施工が難しい特殊な技術・性能もプレハブ住宅では実現できます。
人の手では難しい技術や性能も、工場生産では実現可能だからです。
特殊な技術を使った外壁塗装の新築戸建を購入したい場合は、プレハブ住宅なら希望が叶うかもしれません。
プレハブ住宅の新築戸建を購入するデメリット
さまざまなメリットがあるプレハブ住宅ですが、デメリットも存在します。
新築戸建を購入してから後悔しないためにも、デメリットをしっかり理解しておきましょう。
設計の自由度が低い
プレハブ住宅はいわゆる既製品で部材が規格化されているため、設計の自由度が低く、オリジナリティが出しにくいのがデメリットです。
新築戸建の設計でこだわりたいポイントがある場合は、プレハブ住宅では希望どおりにならないかもしれません。
思いどおりの設計の新築戸建を購入したい場合には、工務店やハウスメーカーで注文住宅を依頼することをおすすめします。
プレハブ住宅が建てられない土地がある
プレハブ住宅は形の調整が難しいため、土地の形状によっては建てられないケースがあるのがデメリットに挙げられます。
三角地や狭小地、斜線制限のある土地などの場合は、プレハブ住宅が建てられないことがあるので注意しましょう。
購入価格が極端に安くなるわけではない
プレハブ住宅は人件費が安いものの、購入価格そのものが他の新築戸建と比較して極端に安いわけではないのがデメリットです。
プレハブ住宅は性能や品質を向上させるのにコストがかかっているため、建物自体の価格を比較すると、一般的な新築戸建と比較しても大幅に安いわけではありません。
施工中の計画変更が難しい
注文住宅は施工中の計画変更が可能ですが、プレハブ住宅では施工中の計画変更が難しく、プレハブ住宅ならではのリスクが伴うことがデメリットとして挙げられます。
プレハブ住宅の施工は、プレハブ住宅に特化した職人に依頼するのが一般的であり、住宅の組み立てには慣れていても計画変更の際の加工には慣れていないことが多いです。
そのため、プレハブ住宅を施工中に計画変更すると、不慣れかつ専門外の作業を依頼することになるため、品質にばらつきが出るリスクがあります。
大規模なリフォームが難しい
プレハブ住宅は、大規模なリフォームが難しいのがデメリットです。
壁紙の変更のような簡単なリフォームなら可能ですが、間取りを変更するような大規模なリフォームはほぼ不可能だと考えて良いでしょう。
プレハブ住宅専門のリフォーム業者に依頼するという手もありますが、通常の一戸建てより費用が高くなる可能性があります。
将来間取りを変更するリフォームをしたいと思っているなら、プレハブ住宅ではなく注文住宅を選ぶのをおすすめします。
まとめ
工場で製造した資材を組み立てて建てるプレハブ住宅は、工期が短くなり人件費が安く済むなどさまざまなメリットがある一方、デメリットも存在します。
新築戸建を購入するときには、プレハブ住宅のメリットとデメリットをよく理解してから検討しましょう。
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