引っ越しをするときに気になるのが「ライフラインを解約するタイミング」ではないでしょうか。
売却時にすぐ停めたほうが良いと考える方が多いと思いますが、実際は水道・電気・ガスによって異なります。
そこで本記事では、ライフラインの解約のタイミングについて解説します。
すぐに解約するべきなのか、引き渡し直前や空き家になってからの解約が良いのか、ぜひ知って参考にしてみてください。
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不動産を売却する際に必ずやらなければいけないのが「ライフラインの解約」です。
ライフラインとは電気・水道・ガスのことで、解約するにはベストなタイミングがあります。
まずは、電気を解約するタイミングについて解説します。
引き渡し直前
一般的に、電気は引き渡し直前に解約手続きをします。
なぜ引き渡し直前まで使える状態にしておくのかというと、「案内時の印象が悪くなる」「照明が暗いと内見時に影響を及ぼす」からです。
解約してしまうと、電気は当然使えなくなってしまいます。
電気がつかない場合、内見時にマイナスな状態で部屋をご案内しなければいけなくなります。
天気が良い日中であれば良いですが、夜の内見になると部屋が真っ暗なのでご案内に支障が出るというわけです。
もちろん日中の内見でも部屋の状態を良く見せるために照明は欠かせません。
このような理由から、電気は引き渡し直前の解約が良いと言われています。
引き渡し直前の解約が難しい場合でも、一週間以上前に解約することは控えましょう。
換気をしないと建物に悪影響
電気が点かない物件は部屋が暗く日中であってもマイナスな印象を与えてしまいますが、悪影響を及ぼすのは照明だけではありません。
当然、空調も使えなくなってしまうため、温度調節ができなくなります。
要するに、夏は暑く、冬は寒いといった最悪の環境で内見することになってしまいます。
また換気ができていないと、カビや建物の劣化に繋がります。
ひどい場合はシックハウスの危険性も起こりますから、そういったデメリットを防ぐために引き渡し直前まで解約は避けましょう。
基本料金を抑えるには
引き渡し直前まで使える状態にしていると、当然、電気代がかかります。
売却活動期間の使用したぶんも支払うことになりますから、必ずアンペア数は下げておきましょう。
基本的に、電気を使用するといっても大量に消費するわけではないので、アンペア数が低くても問題ありません。
とくに一戸建てやファミリー向けマンションは電気使用量が多いですから下げるのを忘れないようにしてください。
目安は、10A~15Aですが、エアコンがある場合は20Aにしておくと安心でしょう。
20A未満でエアコンを使用してしまうと、ブレーカーが落ちてしまう恐れがあります。
そのため、エアコンを使う時期は要注意です。
ライフラインを解約するタイミング~水道の場合~
基本的に、ライフラインはすべて同じタイミングで解約します。
そのため、水道も引き渡し直前もしくは売買契約成立後がベストでしょう。
ここでは、引き渡し直前に水道の使用中止が良い理由を解説します。
すぐに止めると汚れやにおいの原因に
不動産売却後も掃除などは必要になるため、水道をすぐに使用中止にしてしまうと不便になってしまったり、汚れやにおいを引き起こす原因になってしまいます。
基本的に内見時に水道を使うことは滅多にありませんが、使用する可能性がないとは言い切れないため、すぐに使用中止はしないようにしましょう。
エリアによって使用中止の流れは異なるため、タイミングが分からない方は一度管轄の水道局に問い合わせをしてみてください。
水道局の公式ホームページにも載っている場合もあります。
ちなみに一括手続きができないところは停止と開始についても事前に知っておく必要があります。
水道の場合は「引っ越し先で水が出ない」というトラブルも多いですから、使用中止をあわせて、開始時もしっかり確認しておきましょう。
水が出ない場合はバルブが締まっているケースが多いので、不安な方は一度バルブを確認してみてください。
こまめな掃除が必要
内見時に水道を使うことは滅多にないため、どうしても「すぐに使用中止が良い」と思われがちです。
しかし先ほども述べたように、掃除やにおいを防ぐためにも引き渡し直前まで解約しないのが一般的です。
使っていない部屋は、一見すると綺麗に思われがちですが、実際は汚れたりカビや結露の原因になったりとデメリットが増えてしまいます。
また、長い間水道やトイレなどを利用しないと、水蒸発の心配もありますから、引き渡し直前まで使える状態にし、こまめな掃除を心がけましょう。
ちなみに、水の蒸発を防ぐためには排水口をラップで覆うと効果的です。
蒸発しないように水道水を定期的に流すことで下水のにおいが充満することも防げます。
トイレは定期的に流す
とくにトイレの水は、定期的に流さないと悪臭の原因になると言われています。
どんなに綺麗な部屋や魅力的な間取りでも、「トイレが臭かった」なんてことになると契約してもらえないことも考えられます。
そのため、定期的に水を流し、掃除ができるように引き渡し直前に水道の使用中止をするようにしてください。
直前が無理な場合でも、3~4日前に手続きをするようにしましょう。
立ち会いはしたほうが良い?
ライフラインの解約で気になるのが「立ち会いの有無」ではないでしょうか。
ライフラインによって必要な場合と不要な場合がありますが、水道は立ち会い不要です。
ただ停止をする日に料金精算したい方は立ち会いが必要になります。
また日割り計算になるので注意してください。
ライフラインを解約するタイミング~ガスの場合~
最後に、ガスを止めるタイミングについてです。
電気と水道は引き渡し直前に止める一方で、ガスのみ異なります。
ここでは、ガスの解約のタイミングと理由について解説します。
空き家になった時点
ガスに限っては、引き渡し直前ではなく空き家になった時点で解約します。
そのため、他のライフラインのようにいつまでも使える状態にしておくのは避けたほうが良いでしょう。
というのも、ガスが使えなくても内見に影響しないからです。
もちろん、絶対に空き家になってからでなければ停止してはいけないという決まりはないため、空き家になる直前でも問題ないでしょう。
お湯を使いたい方は居住中の解約は避けましょう。
立ち会いは必要?
ガスの停止をするだけなら立ち会いは不要です。
解約の手続きもガス会社に電話するだけで良いので簡単です。
しかし、ガスの開栓のときは立ち会いが必要になります。
またメーターがオートロック内にある物件の場合も、勝手に侵入できないため立ち会いが必要です。
ガス会社によって対応は異なりますから、事前に確認しておくと良いでしょう。
ちなみに、開栓はなるべく引っ越し当日にできるようにしておきましょう。
難しい場合は、その対策もしっかり考え、スケジュールを立てておくことが大切です。
ガスを解約するときの注意点
ガスを解約するときは、止めるときにガスコンロやガスファンヒーターを取り外しておかなければいけません。
取り外しでのトラブルが多いと言われていますから、しっかり確認しておくことで安全に取り外しができます。
ちなみに、接続具は新居で使用できない場合がありますので、こちらも事前に確認が必要です。
まとめ
不動産を売却する際のライフラインの解約のタイミングについて解説しました。
それぞれで停止のタイミングが違うため、売却時に慌てないよう事前に確認をおこないましょう。
不明な場合は管轄の不動産会社に相談するのもおすすめです。
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