マイホームの購入を検討していると、長い間売れ残っている建売住宅を見かけることもあるでしょう。
購入されていない物件にマイナスイメージを持つ方が多いかもしれませんが、売れ残りだからこそのメリットもあります。
そこで今回は、建売住宅が売れ残る理由や、売れ残りの建売住宅を購入するメリットと注意点についてご紹介します。
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建売住宅が売れ残りになる理由
建売住宅が売れ残る理由として挙げられるのが、相場よりも物件価格が高いことです。
建売住宅のメリットとして、規格が決まっているため、申請や建築計画などに費用を割くことが少なく、物件価格が安いといったことが挙げられます。
そのため建売住宅の購入希望者は、安さを重視する方が多いため、物件の条件が良かったとしても、相場よりも物件価格が高い建売住宅は、売れ残りやすい傾向にあります。
また、特定の土地に多くの建売住宅が建設されるため、需要と供給のバランスが崩れ、供給過剰で売れ残っているケースもあります。
その他には、高層マンションに囲まれていて日当たりが悪かったり、使い勝手の悪い間取りになっていたりすると、そもそも買主が見つからず、売れ残りやすくなります。
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売れ残りの建売住宅を選ぶメリット
新築よりも値引き交渉がしやすいことが、売れ残りの建売住宅を選ぶメリットとして挙げられます。
先述したように、売れ残る建売住宅は、相場より価格が高かったり、需要と供給のバランスが合わなかったりすることが特徴として挙げられます。
また、建築から1年経過すると新築ではなく、中古の未入居物件として扱われるようになり、購入希望者が減少します。
こうしたことから、完成直後の建売住宅の値引き交渉をしても、受け入れてくれる可能性は低いですが、売れ残ってしまっている建売住宅の場合、値引き交渉に応じてくれる可能性が高いです。
ただし、大幅な値引き交渉は、マイナスイメージを与えるため、相場価格を調べてから慎重におこなうことが大切です。
その他には、完成直後には分からない物件の状態を確認できるといったメリットもあります。
例えば、壁のヒビ割れは、月日が経過して出てくる不具合のため新築時には気づきにくく、しっかりとチェックしていても見逃してしまうことが多いです。
売れ残りの建売住宅なら新築時には気づけなかった不具合に気づける可能性があるので、損のない建売住宅の購入ができるといえるでしょう。
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売れ残りの建売住宅を購入する際の注意点
先述したように、売れ残りの建売住宅は値下げ交渉がしやすいメリットがありますが、交渉を成功させるためには適正価格を提示することが大切です。
事前にインターネットなどで相場を確認したり、売主と信頼関係を築いたりする必要があります。
また、どうしても費用に目が行きがちですが、しっかりと条件を検討することも注意点の一つです。
間取りや価格、立地など、許容できる部分と譲れない部分を決め、条件に合っているか確認したうえで購入しましょう。
その他には、建築から1年経過した建売住宅は、中古住宅として扱われるため、新築住宅に適用される10年保証の対象外となりやすいことにも注意が必要です。
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まとめ
価格や過剰供給など、建売住宅の売れ残りの理由はさまざまです。
しかし、売れ残りだからこそ値引き交渉がしやすい、状態を確認できるなどのメリットもあります。
価格だけにこだわらず、条件面もしっかりと確認することを念頭において、売れ残りの建売住宅の購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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